このボード(スタークボード)は何のためのものですか?
カテゴリ: 目的とメリット
結論
ミライストラクチャーは、貸借対照表(BS)を「現金の理由」で理解できるようにする財務分析手法です。スタークボードは、そのミライストラクチャーを“現場で使える形”に落とし込み、BSを「お金の集め方(+)/お金の使い道(-)」に分解して見える化するための**フレームワーク(運用ボード)**です。なお末尾のSは System / Strategy の意味を含み、単なる表示画面ではなく「体系としての立ち位置」を示しています。
多くの初心者が混乱するのは、「黒字なのに現金が増えない」「売上は伸びたのに資金繰りが苦しい」「借入が増えているのに安心できない」といった場面です。これは、利益(P/L)が“今年の成績表”である一方、現金はBSの構造(売掛・在庫・設備・借入・支払いサイト等)の結果として動く“財布”だからです。利益と現金は同じではありません。
スタークボードでは、BSをブロック(I〜V)に整理して表示し、現金の増減や詰まりの原因が「どのブロックにあるのか」を追えるようにします。たとえば、現金が増えない理由が「売掛や在庫にお金が固定されている」「長期の投資でお金を使っている」「返済や配当で外に出ている」など、行動につながる言葉で説明できます。
このボードの価値は、数字を並べることではなく、意思決定を早くすることです。投資してよいか、回収を急ぐべきか、借入の使い方は適切か、といった判断を“現金の理由”から整理できます。さらに、経営者だけでなく幹部や社員も同じボードを見て、同じ言葉で議論できるため、BSが社内の共通言語になります。